道路交通法が改正され、令和6年(2024年)11月から自転車運転中にスマートフォン等を使用する「ながら運転」(「ながらスマホ」)の罰則が強化され、また、「自転車の酒気帯び運転」が新たに罰則の対象とされました。
<自転車運転中の「ながらスマホ」に対する罰則>
自転車運転中、停止している間を除いて、スマホで通話したり、画面を注視したりする「ながらスマホ」が道路交通法により禁止され、罰則が強化されました。なお、スマホを手で持って画面を注視することはもちろん、自転車に取り付けたスマホの画面を注視することも禁止されます。
<自転車の酒気帯び運転、ほう助に対する罰則>
今般の道交法改正により「酒気帯び運転」についても罰則の対象となります。また、自転車の飲酒運転をするおそれがある者に酒類を提供したり、自転車を提供したりすること(酒気帯び運転のほう助)も禁止です。
<<こんな運転も禁止です!>>
- 傘さし運転(5万円以下の罰金等)
- イヤホンやヘッドフォンを使用するなどして安全な運転に必要な音又は声が聞こえない状態での運転(5万円以下の罰金)
- 2人乗り(5万円以下の罰金。都道府県公安委員会規則の規定で認められている場合を除く。)
- 並進運転(2万円以下の罰金又は科料。「並進可」の標識があるところを除く。)
今回の改正で2024.11.1から罰則が強化、新設されました。自転車は子供からお年寄りまで利用できる身近な乗り物です。身近なだけに使い方にも気を付けて今一度、自転車に関するルールを確認し、安全に自転車を利用しましょう。
参考:政府広報オンライン
By:W
洪水キキクル(洪水警報の危険度分布)は、気象庁が提供している大雨による中小河川の洪水災害発生の危険度の高まりを5段階に色分けして地図上に示したものです。
危険度の判定には3時間先までの流域雨量指数の予測値を用いており、中小河川の特徴である急激な増水による危険度の高まりを事前に確認することができます。
近年、大雨による被害が多発しています。
正しい、最新の情報を自分で収集することは命を守るために大切なことです。イザという時に直ぐに調べられるよう、平常時に自分や大切な人が住んでいる地域を確認してみましょう。
参考:気象庁HP
By W
8月に発生した台風10号は長期にわたり日本列島に停滞し甚大な被害をおよぼしたことは記憶に新しいですが、近年、異常気象の影響で経験より大きな被害が発生するようになっています。残念なことに「100年に一度」「今まで経験したことがない・・」といったフレーズも耳慣れてしまいました。
災害の多い日本に暮らす以上、「自らの命は自らが守る」意識が大切です。この考えは【避難情報に関するガイドライン】(内閣府(防災担当))でも方針が示されています。この方針に沿って自治体や気象庁等から発表される防災情報を用いて住民がとるべき行動を直感的に理解しやすくなるよう、5段階の警戒レベルを明記して防災情報が提供されることとなっています。
自治体から警戒レベル4避難指示や警戒レベル3高齢者等避難が発令された際には速やかに避難行動をとってください。一方で、多くの場合、防災気象情報は自治体が発令する避難指示等よりも先に発表されます。このため、危険な場所からの避難が必要とされる警戒レベル4や高齢者等の避難が必要とされる警戒レベル3に相当する防災気象情報が発表された際には、避難指示等が発令されていなくてもキキクル(危険度分布)や河川の水位情報等を用いて自ら避難の判断をしてください。
避難にあたっては、あらかじめ指定された避難場所へ向かうことにこだわらず、川や崖から少しでも離れた、近くの頑丈な建物の上層階に避難するなど、自らの判断でその時点で最善の安全確保行動をとることが重要です。
By W
気象庁によりますと、今年7月の日本の月平均気温の基準値からの偏差は+2.16℃で、統計を開始した1898年以降の7月として、昨年の記録を更に上回り、最も高くなりました。地域別には、東日本及び沖縄・奄美の月平均気温平年差はそれぞれ+2.3℃、+1.3℃で、いずれも統計を開始した1946年以降の7月として歴代1位の高温になり(東日本はタイ記録)、全国153の気象台等のうち62地点で、月平均気温が7月として歴代1位の高温になりました(12地点のタイ記録を含む)。
8月も引き続き全国的に厳しい暑さになる見込みです。気温の予報や熱中症警戒アラート等に注意して、適切な熱中症予防行動が大切です。
参考:気象庁HP
By W
今年も熱中症に気を付けなくてはならないシーズンが到来しました。年々、自然環境は過酷になり熱中症で命を落とすケースも珍しくなくなっています。身近な危険であると認識し、日ごろから対策を取りたいものです。今月は、環境省が行っている取組をご紹介します。
環境省は、令和2年7月31日に、LINE公式アカウント「環境省」を開設し、熱中症予防対策の情報配信を開始しました。 お使いのスマートフォンなどのLINEアプリで、LINE公式アカウントを友だち追加していただくと、 熱中症特別警戒アラート・熱中症警戒アラートの発表や暑さ指数の情報を、受け取ることができます。
無料でご利用になれます(情報取得にかかる通信料は利用者の負担)ので登録をオススメします!
<公式アカウント>
- アカウント名 : 環境省
- LINE ID : kankyo_jpn
安全な暮らしには最新の「正しい情報」が不可欠です。必要な時に必要な情報を直ぐ入手できる手段を確保しておくことが大切です。
参考:環境省HP
By W
今年は梅雨入りが遅いと、最近ニュースでよく耳にします。
今まで梅雨が開けない年はあっても、梅雨に入らない事はなかった・・と、先日ある番組で紹介されていました。今回は、もうすぐやってくるであろう梅雨に注意したい「体調管理」についてピックアップします。
梅雨の時期になると体調に異変を感じる方が増えるそうです。何らかの不調を感じたら、原因を把握し適切な対処を行いましょう。
ここでは、梅雨に感じる代表的な症状を4つご紹介します。
Ⅰ.頭痛
Ⅱ.食欲低下
Ⅲ.疲れ、倦怠感
Ⅳ.イライラ、集中力低下
これらの症状を引き起す原因に、①気温の寒暖差、②気圧が低い、③湿度が高い、④日照不足があげられます。
原因が分かれば対処法もあるはず!
個人差はありますが、辛い症状が軽減するならば是非対処法を試したいですね。では、どのような対処法があるのでしょうか。
【1】規則正しい生活を送る
規則正しい生活は、体のリズムを正常にし、自律神経を整えます。また、軽い運動を行うことで血液循環もよくなります。
【2】冷たいものを避け温かいものを食べる
身体を温めることで胃腸を守ります。胃腸が冷えると体調不良を悪化させてしまいます。
【3】むくみ対策
身体がむくんでいるときは、余分な水分の排出をサポートするカリウムを含む食材を摂取することをオススメします。きゅうり、バナナ、アボカドetc季節の野菜は身体に優しい。理にかなっているということですね。
紫陽花を楽しむ心のゆとりをもてるよう、日ごろから体調管理に気を配りたいですね。
近年、地球温暖化に伴い異常気象が日常生活を脅かすことが多くなっています。
2024年も既に季節外れの真夏日が記録されており、今年の夏も熱中症には十分注意が必要です。
熱中症とは、高温多湿な環境に長時間いることで、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。
屋外だけでなく室内で何もしていないときでも発症し、救急搬送されたり、場合によっては死亡することもあります。
お仕事中では、職場での熱中症により毎年約20人が亡くなり、約600人が4日以上仕事を休んでいます。
厚生労働省では5月~9月に【クールワークキャンペーン】を実施します。チェックリストを参考に安全に働く環境を整えましょう。 ※チェックリスト ↓↓↓
参考:厚生労働省HP
By W
4月、新年度が始まりました。新しい環境で新生活をスタートされる方も多いことと思います。
皆さんは、その場所の非常口・避難口がどこにあるかご存知ですか?
ご存知ない方は、「もしも」に遭遇しても落ち着いて行動ができるように非常口・避難口を確認しましょう。
今月は、非常口・避難口を示す表示【誘導灯】についてです。 誰でも一度は目にしたことがあると思います。
この誘導灯、実は白色と緑色があるのをご存知でしょうか?実は、色によって意味が異なります。
<白地に緑の矢印のついている誘導灯は、非常口や避難口までの道路や経路を表しています>
<緑地に白抜きの誘導灯は、非常口、避難口のそのものの場所を示しています>
火事等の時に安全に避難するため、ぜひ覚えておいてください。ホテルなどに宿泊する際にも、非常口・避難口をよく確認しておきましょう!
また、非常口や避難口、階段、通路に物を置くことは消防法令違反であり、火災時には避難の妨げになります。
避難経路上には燃えやすい物は置かないようにし延焼の拡大が起きないように整理整頓を心がけましょう。
新生活、安全にスタートさせたいですね!
参考:東京消防庁
By W
令和6年能登半島地震では、ドライブレコーダーに録画された衝撃映像が度々ニュースで流れていましたが、ご覧になられた方も多いこととおもいます。建物が倒壊する様子、津波が迫ってくる緊迫感、声を掛け合って避難する様子・・・限られた時間の中で命を守る選択と行動が求められるのだと、臨場感を伴った映像で改めて感じました。
大規模災害発生時には、行政のマンパワーは大幅にダウンし、初期対応は困難をきわめます。そのため、地域住民自身が「自分の命は自分で守る」「自分たちのまちは自分たちで守る」ことが強く求められます。大規模災害に備え「自助・共助に基づく地域防災力」を飛躍的に高めることは喫緊の課題といえます。
地域防災を担う主体は住民自身です。自主防災組織、企業、NPO、学校、町内会、業種組合などが連携をとり活動していくことが「自分たちのまち」を守ることに繋がるといえるでしょう。
また、一人ひとりが自分たちのまちの地形や災害履歴などの特性を知ることも重要です。防災マップを参考に必要な備え、避難シュミレーションを行い、限られた時間でも命を守る選択と行動ができるようにしましょう。
冬は空気が乾燥するため、いつも以上に火災に注意が必要です。
もし火災が発生してしまったら、「通報」と共に、火が天井に到達するまでであれば「初期消火」が有効です。
落ち着いて消火器などで初期消火を行いましょう。 消火器の使い方は3ステップです。
①消火器を現場まで運び【安全ピン】を抜く
②ホースを火元に向ける
③レバーを握り薬剤を散布する
消火活動を行うときは、自分の避難経路を確保した状態で行うことが鉄則です。
また、消火器には使用期限があり、定期的な点検が必要です。いざという時に使い物にならないと困りますよね。
半年に1度は点検を行いましょう。また、消火器には各適応火災についての表示があります。
もし、適応火災について『文字』で表示がされていたら古い消火器ですので交換が必要です。
新しい消火器は『イラスト』で表示がされていますので、身の回りの消火器の表示をご確認ください。
越谷市の火災発生原因の一位は、残念ながら【放火】によるものです。
整理整頓を行い、放火されにくい環境を整えることも火災予防となります。
火災は地震などでも発生する可能性がありますので、整理整頓は屋内外ともに心がけましょう。
By W