3月11日、東日本大震災発生から今年で14年が経ちます。東日本大震災は地震だけにとどまらず、津波や原子力事故と大きな爪痕を残しました。10年以上経過する今でも、あの日、あの時起きた事は様々な感情と共に心に刻み込まれています。
今月のテーマは【大地震後の地震活動(余震等)】です。ひとたび大きな地震が発生すると震源域(岩盤が破壊された領域)やその周辺では、地下の力のつりあいの状態が不安定になり、それを解消するために、引き続いて地震が発生すると考えられています。多くの場合、大地震は突然発生します。その震源近くでは、最初に発生した大地震よりも規模の小さい地震が引き続いて発生することが多く、これを余震といいます。この場合、最初に発生した一番大きな地震のことを本震といい、このような地震活動のパターンを「本震-余震型」といいます。地震活動のパターンには、この他に「前震-本震-余震型」と「群発的な地震活動型」があります。発生している地震活動がどのパターンであるかは、その地震活動が終わるまでは判別できません。このため、最初の大地震と同等もしくはそれ以上の規模の地震が発生する可能性もあることにも注意が必要です。なお、余震は、完全になくなるまでには何年もかかる場合があります
大きな地震で住まいやライフラインが被害を受けると物理的に生活は一変してしまいますが長期間にわたり発生する余震で緊張が続き、更に精神的に疲弊してしまいます。大きな地震が発生すると、その後の地震活動の見通しについて人々の不安を煽るような根拠の無いうわさが発生することがあります。具体的な日時を指定した地震の予知は現在の科学的知見からは間違いなくデマと言えます。
気象庁では、地震で最大震度5弱以上が観測された場合など、引き続く地震活動で被害の生じる可能性がある場合は、どのくらいの期間警戒すべきか、どのくらいの震度に注意すればよいか、どのようなことに留意しておくべかなどについて、今後の地震活動の見通しとして報道発表資料の中で解説します。また、地震の発生状況も逐次発表して注意喚起します。これらは、地震発生の約1~2時間後から記者会見や気象庁ホームページなどで公式に発表され、新聞やテレビ、ラジオ、インターネットなどを通して見聞きすることが出来ます。
日頃から地震への備えを進めていただくとともに、大きな地震が発生した場合には、これらの情報も避難等の対応に活用してください。
参考:国土交通省、気象庁HP
By W