1995年(平成7年)に生じた、兵庫県南部地震に端を発する阪神・淡路大震災で、救援物資としてカセットガスボンベと器具が提供されました。数多くの器具が各メーカーより提供されましたが、ガスボンベの互換性が確保されていなかったために避難所などでは不便が生じ、ガスボンベや器具の規格を統一する必要性が広く認識されました。
そこで、1998年に卓上カセットコンロ、およびカセットガスボンベの規格(JIS規格)が見直され、ボンベの直径、全長、切り込みの場所と大きさ、ノズルの長さなど、細かな点までサイズの指示がなされるようになりました。結果、メーカーは推奨しないものの、現実として異なるメーカーのカセットガスボンベを使い回すことができるようになりました。
ちなみに、気温10°Cの気温下でやかんを使用した場合、3Lのお湯を沸かすのに、1.2本分のガスを使うそうです。
非常時に備え1週間分の家庭内備蓄が呼びかけられていますが、この場合、1週間分では9本(8.4本)が必要になります。
by O
2016/03/11