気温も上昇し、益々ビールが美味しい季節になりますね。
ご存じの通り、道路交通法では「酒気帯び運転等の禁止」の制定により厳しい罰則が設けられています。「飲んで」車に「乗る」は絶対にダメ。飲酒運転は悪質な犯罪です。ビアガーデンが開店する前に今一度、お酒とのイイ付き合い方を確認してみましょう♪
【 お酒とのイイ関係 】
適量のお酒はストレスが原因で起こる病気の予防や血管を拡張させ血液の流れを改善し、疲労回復効果もあると言われています。また、欧米の調査結果では適量のお酒を飲んでいる人は全く飲まない人、多量に飲む人に比べて死亡率が低いとの報告があります。
【 「酔い」のメカニズムはと? 】
アルコールは麻酔作用によって脳を麻痺させ、「酔った」状態をつくります。酔いの程度は脳内のアルコール濃度によって決まります。お酒を飲むと解放感を感じてさわやかな気分になりストレスが発散されるのは、理性が抑えられ本能の働きが活発になるからと言われています。
【 体質・個人差を理解しよう 】
お酒が強い・弱いはアルコール代謝能力によって決まりますので、弱い・飲めない人に無理強いは禁物です。因みに日本人の4%はお酒が全く飲めず、40%は弱い体質と言われています。お酒は体内に入ると肝臓で処理されます。代謝スピードには個人差がありますが、一般に体重60~70kgの人で中びん1本500ml分のアルコールを処理するのに4時間かかると言われています。夜遅くまで多めに飲んだ翌朝は、まだ体内にアルコールが残っているので車の運転はやめましょう。 また、高齢になるほどアルコール代謝能力は低下すると言われています。
【 酒酔い運転は重大事故の原因に! 】
お酒の酔いは、本人が思っている以上に身体に影響を与えます。中枢神経が麻痺して運動能力、理性、自制心が低下します。又、視野が狭くなり集中力の低下や平衡感覚が鈍くなります。一口でも飲んだら運転は絶対にやめましょう。
【 ハンドルキーパー運動とは? 】
車で飲食店に来店して飲酒する場合、お酒を飲まない人(ハンドルキーパー)を決めて、飲酒運転を防止する試みがベルギーで発祥しオランダで定着した世界的運動です。日本では全日本交通安全協会が「ハンドルキーパー運動」と名付けて実施しています。
【 適量とは? 】
さいごに「適量」を確認しておきましょう。 一般に体重60~70kgの成人男性はビール中びん1本、日本酒なら1合程度。女性は男性の半分程度と言われています。 但し少量の飲酒で顔面が紅潮するなどアルコール代謝能力の低い人や高齢者はより少量が目安です。たま、飲酒習慣のない人には「適量」という考え方自体が当てはまりません。
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