5月25日に、全都道府県で緊急事態宣言が解除されました。今後は、「新しい生活様式」で感染状況を確認しつつ、段階的に社会経済活動のレベルを引き上げていくことになりました。
では、「新しい生活様式」とはなんでしょうか?
1.【身体的距離の確保】(できるだけ2m)、2.【マスクの着用】、3.【手洗い】、の3つを、一人ひとりの方の基本的な感染防止策としています。 また、日常生活では、上記に加えて、【「3密」の回避】や、【換気】、【まめな体温・健康チェック】が効果的です。働き方については、【テレワーク】や【時差通勤】を進め、オンラインで可能なことはオンラインで行う事を推奨しています。
さて、ここからが本題! これから、夏を迎えるにあたり、熱中症にも注意が必要です、では令和2年の熱中症予防のポイントをみてまいりましょう。
(1) マスクの着用について
マスクを着用していない場合と比べると、心拍数や呼吸数、血中二酸化炭素濃度、体感温度が上昇するなど、身体に負担がかかることがあります。 したがって、高温や多湿といった環境下でのマスク着用は、熱中症のリスクが高くなるおそれがあるので、屋外で人と十分な距離(少なくとも2m以上)が確保できる場合には、マスクをはずすようにしましょう。 マスクを着用する場合には、強い負荷の作業や運動は避け、のどが渇いていなくてもこまめに水分補給を心がけましょう。
(2) エアコンの使用について
熱中症予防のためにはエアコンの活用が有効です。新型コロナウイルス対策のためには、冷房時でも窓開放や換気扇によって換気を行う必要があります。
(3) 涼しい場所への移動について
少しでも体調に異変を感じたら、速やかに涼しい場所に移動することが、熱中症予防に有効です。一方で、人数制限等により屋内の店舗等にすぐに入ることができない場合もあると思います。その際は、屋外でも日陰や風通しの良い場所に移動してください。
(4) 日頃の健康管理について
「新しい生活様式」では、毎朝など、定時の体温測定、健康チェックをお願いしています。これらは、熱中症予防にも有効です。平熱を知っておくことで、発熱に早く気づくこともできます。日ごろからご自身の身体を知り、健康管理を充実させてください。また、体調が悪いと感じた時は、無理せず自宅で静養するようにしましょう。
参考:厚生労働省
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